つきじ治作 素晴らしい憧れの料亭で一生に一度の極上体験 

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2022年のコロナ渦。普段は行けないようなお店がランチを特別提供していることがありました。そこで、ずっと憧れだった「つきじ治作」にランチにお邪魔しました。

「つきじ治作」。昭和初期に都内中央区明石町に創業以来、各界の著名人たちに愛されてきたというこの料亭に、以前からいつかは行きたいとずっと憧れていました。お値段的に敷居が高すぎていけずじまいでしたが、コロナ渦でランチを特別営業されているのを聞きつけ、早速母と二人でお邪魔しました。一生に一度ともいえるような素晴らしい体験をさせて頂いたのでご紹介いたします。もし私が若ければ笑、結婚式会場の候補場所として挙げるだろうな、と考えたほど、一生に一度ともいえるような体験をさせて頂きました。

玄関を入ると目の前に広がる素晴らしい日本庭園。錦鯉が泳いでいます。

有楽町駅で母と待ち合わせ、そこからタクシーで向かうと、目の前には別世界への入り口の立派な門が
現れました。テンション爆上がりの中、門をくぐると早速、お着物姿の女性がお出迎えしてくださいました。

履き物を脱いでたたきに上がると、目の前には錦鯉が泳ぐ立派なお庭が。。。よくドラマで政治家らが密談しているザ・料亭のしつらえにうっとり。すると、その女性が「お写真をお撮りしましょうか」と言ってくださったので早速撮って頂きました。景色だけの写真を撮り損ねたのが今となっては残念です。

まだ桜が咲く前でしたが部屋からは、右手前に枝垂れ桜の木が見えました

個室に通され、飲み物(下戸なのでウーロン茶)をオーダーし、少しすると、美しい盛り付けのお料理たちが運ばれてきました。ちなみに、時期は3月初旬でしたが、本物の桜の枝が食べ物の飾りとして利用されており、大感激しました。なお、お庭にもどこかから特別運んできたという桜の木が飾られていました。

目にも美しいプレゼンテーション。貝のお皿に上品に乗せられた桜豆腐

ひとつひとつ、厳選された季節の素材で手間ひまかけて丁寧につくられていることが良くわかる絶品たち。右下はちらし寿司

器も美しく、桜の絵の陶器でした。手前ははまぐりのお吸い物です。

この日は懐石弁当的なものを頂きました。器も飾り付けも日本らしい心配りが見える、繊細でそれはそれは美しいもので、目にも舌にも、たいへん美味しいものでした。

サービスもそれはそれは素晴らしいもので、写真も女性の方から申し出てくださり、様々なシチュエーションでお撮りくださいました。

まさに私にとっては生まれて初めての、完璧なまでに素晴らしい、ザ料亭体験でした。ぜひとも特別な日に夜の水炊きを頂きにまたお伺いしたいです。

そして、日本の食文化はもちろん、おもてなし文化やしつらえを継承する料亭として、インバウンド観光客に荒らされることなく、このまま日本人の贅沢で特別な非日常を味わう空間として継承されていってほしいと切に願います。

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