東博の敷地内にある隠れ家カフェ「TOHAKU茶館」。一見の価値ありの、江戸時代の絵師、円山応挙の素晴らしい絵が見られる、雰囲気抜群の古民家カフェ。まさに秘密の隠れ家でした。
東京国立博物館(通称:東博)に絵画鑑賞に行きました。天皇一家が利用された馬車などの貴重な展示物を拝見し、その後、ゆっくりお茶を楽しむことにしました。
東博の正面玄関サイドにもカフェがありますが、今回はそこではなく、東博の建物の裏側の庭を廻りながら、前からチェックしていた「TOHAKU茶館」に向かいます。お茶室のような建物を幾つか見ながら進むと、目の前にタイムスリップしたかのような一軒家が現れます。
「TOHAKU茶館」は、名古屋市郊外の明眼院の書院として(1742年)に建てられました。その後、三井物産の初代社長の邸内(東京・品川)に移築され、それが昭和8年(1933)、東博に寄贈されたそうです。江戸時代の絵師、円山応挙が描いた襖絵(現在は複製画)を楽しむことができる、大変ぜいたくな空間です。
私が行った9月上旬の平日、室内には多くの外国人客(特にヨーロッパからの方だったようです)がいました。室内はこんな風に和の寛げる空間になっています。
良く見ると、欄干も非常に凝ったデザインだったりします。和モダンなデザインの障子など、見どころがたくさんで、絵も建築物も大好きな私は見ていて本当に飽きることがありませんでした。
応挙の絵がそこここに見られる贅沢な空間です。
「ほうじ茶ラテ」と悩んだ末、「抹茶ラテ」(この時は特別にお干菓子付きでした)を注文しました。これが大正解。しっかりとお抹茶の味のする本格的なお抹茶ラテで、とても美味しく頂きました。税込みで1400円でした(2024年9月時点)。ちなみに一人で訪れました。
こちらがメニューです。うどんなどの軽食もありました。
こちらの茶館単体では入ることができないため、東京博物館への入場料も別途かかります。が、久しぶりに東博の展示物を見たい、と東博を訪れた人が帰りに立ち寄るには絶好のスポットだと思います。
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