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札幌おすすめ赤レンガ庁舎!北海道旧本庁舎HOUSE.H 

旅行

国指定重要文化財である札幌の北海道赤レンガ庁舎。2025年7月下旬から館内見学サービス開始直後に訪れました。映像技術なども駆使された分かりやすく飽きないような工夫が凝らされた展示で、北海道の歴史や文化を楽しみながら学ぶことができました。レストラン「HOUSE.H」の雰囲気も抜群で味も良く、そちらも併せて超おすすめです。固有の文化や自然遺産などが点在する北海道の魅力を改めてヒシヒシと実感すると共に、この類まれな恵まれた土地を自国民でしっかり守っていく必要性、使命を強く感じました。

  • 概要、入場料、予約について
  • 正面階段と長官室
  • テンポ良くわかりやすい:まちづくりの歴史
  • 展示の工夫に感動:北海道の遺産・文化コーナー
  • 地域の魅力発信コーナー:広大な北海道に点在する見どころを紹介
    • テーマパークのアトラクションのよう:大迫力の体感映像
    • 170市町村の魅力を端的に紹介
  • カフェレストラン「HOUSE.H」
  • まとめ

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概要、入場料、予約について

明治時代に建てられたアメリカ風ネオ・バロック様式のレンガ造りの建物で、約80年にわたって道政の中心として機能していたそうです。その後、1960年代後半に復元工事が行われ、さらに、2018年から約6年をかけた大改修工事を経て、2025年7月に北海道の歴史や文化、魅力を伝える情報発信基地としてリニューアルオープンしたそうです。
一般展示の入場料はたったの300円でした。見応え充分、コストもかかっているのが見て取れたこと、インバウンドもそれなりにいたので、二重価格設定にするなど、入場料はもっと高く設定しても良いのではないかと思いました。なお、八角棟の見学は各回最大7名まで、所用時間30分と、大人気で事前予約必須とのことでした。こちらの見学ツアーは1200円とのことです。
私はオープン後5日目の平日午前10時半に、その場でチケットを購入して入館しましたが、チケット購入、入館ともに、比較的スムースにできました。ですが、これからますます認知度があがる→混雑すると思うので、可能であれば事前にウェブで購入した方が無難そうです。

正面階段と長官室

まずはメインエントランスからチケットを購入して入ってすぐに見える3連アーチと階段は、館内に入ると必ず通る場所ですが、風情あふれる空間でおすすめのエリアでした。

2Fにある以下の写真の長官室。入ってすぐのところには、この建物の歴史的背景が北海道の歴史と関連づけてユニークなディスプレイで紹介されていました。それを読んだ後にこの長官室を見ると、ここで交わされたであろう会話に思いを馳せながら高い天井、重厚で格式が感じられる窓枠やインテリアなども格別な味わいでした。

向かって右手には日の丸と北海道旗が。

テンポ良くわかりやすい:まちづくりの歴史

札幌の碁盤の目状の街がどのような経緯で現在の形状に造成されていったのか、太古の昔から現在までの足跡が見られる展示室。スクリーンでは歴史の流れを分かりやすく説明した簡潔な動画が流れ、その動画上のできごとが札幌市のどこで化石が見つかった場所かなどがスクリーンの下部の地図上で示される形式でした。テンポの良い展開で最初から最後まで飽きさせず、楽しくわかりやすく札幌の街の歴史を学ぶことができ、とってもおすすめです。
札幌に点在する西洋建築の場所やその他のみどころも位置関係と共に知ることができ、改めて訪れたいと思いました。

展示の工夫に感動:北海道の遺産・文化コーナー

2Fの「北海道の遺産・文化コーナー」は、円状にぐるりと設置されたディスプレイ棚に、北海道のあまたある遺産や文化を紹介しています。模型などが置かれ、QRコードで音声がきけ、一番下にはその市町村のパンフレットが置かれていました。様々な年代の人々が楽しみながら、改めて北海道の偉大な遺産や文化を再発見し学ぶことができる、とても素晴らしい展示でした。

地域の魅力発信コーナー:広大な北海道に点在する見どころを紹介

こちらも、自治体にありがちな退屈な見せ方ではなく、いかに情報をそぎ落としつつ興味を抱かせるか、という意図が伝わってくる、おすすめの展示エリアです。

テーマパークのアトラクションのよう:大迫力の体感映像

1Fの地域の魅力発信コーナーに入るとすぐ、横幅8メートルぐらい?の大きなスクリーンに、北海道の大自然や秘境などが迫力のある映像で映し出されていました。座ってじっくり見られるのですが、迫力もあり美しい映像はクオリティー高く、臨場感もあり、テーマパークのアトラクションにいるような感覚を味わうことができました。この映像を見て、北海道に10年ほど住んでいた私も訪れたことのない場所を知り、改めて北海道の魅力に魅せられ、ぜひ行ってみたい、もしくは、また行きたいと思わせてくれる場所でした。

170市町村の魅力を端的に紹介

スクリーンの奥には、道内170の市町村が、その土地の名物・名産と一緒に端的にディスプレイされているコーナーがありました。この展示は、俯瞰でみるとズラーっと並んで大迫力の絵画のように見え、個別に見ていくと、それぞれの街の紹介が音声などで楽しめる仕組みになっていて、本当に秀逸な展示方法だと思いました。改めて時間をとってじっくりと各市町村について知りたいと思える場所でした。

カフェレストラン HOUSE.H

館内の1FにあるカフェレストランHOUSE.Hは道産素材を使ったお料理が特徴のレストランだそうです。この日は別なところにランチの予約を入れてしまっていたため、私たちはカプチーノを頂きましたが、これが、抜群に美味しく大正解でした。コーヒーも、さらに、乳製品も美味しいからでしょうか。とにかく味わったことが無いくらい美味しいカプチーノでした。2025年7月時点でお値段は1杯700円でしたが、この雰囲気と味ならリーズナブルだと感じました。

私たちが入ったのは11時ぐらいでまだ空いていましたが、少し過ぎると外には行列ができていたので予約をしていくことをおすすめします。朝8時45分からやっているらしいので、次回は予約をした上で、ぜひともお食事を頂いてみたいです。

まとめ

ありがちな情報を詰め込め過ぎてわかりづらい、つまらない、というのとは真逆で、わかりやすく楽しい、テーマパークのアトラクションのようだったので、大人にも子供にもとってもおすすめです。情報をそぎ落としつつ、より詳しく知りたい人は学べる仕組みも提供し、飽きさせない工夫が随所に凝らされた展示方法は本当に秀逸だと思いました。

さらに、この展示をきちんと見た人は、北海道の魅力を改めて実感し、行ってみたことのない箇所にはぜひ行ってみたいと思うのではないでしょうか。さらに、外国資本が多く入ってきている昨今、この類まれな魅力の溢れた北海道を日本人の手で大切に守っていかなくてはいけないと改めて強く思うのではないでしょうか。

今回は、カフェでのお茶時間も含めて2時半程度の滞在でしたが、今度は半日ぐらい時間をとって、じっくりと展示を楽しみ、八角形塔ツアーにも参加し、カフェレストランでの食事も味わいたいと思いました。

また北海道に来たらぜひ足を運びたい場所です。


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